2012年01月02日

タッチのDVDのご案内。




☆概要

高校野球と恋愛の2本を軸にしたストーリー展開である。分野は野球漫画だが、野球の経験がない人間にも受け入れられるのは、普遍的なテーマ性が作品全体に表れており、これは本作より先に『週刊少年サンデー増刊号』で連載していた『ナイン』の路線を踏襲したものである。

それまでは原作者を立てたり、隔週連載だったあだちにとって本作が初のオリジナルの週刊連載。タイトルのタッチはバトンタッチの意味が込められており、弟の夢を兄が受け継いでいくことを表わしている。この死者が生者を呪縛するテーマをもって漫画評論家の夏目房之介は、ラブコメの名作と評する一方で、『あしたのジョー』『エースをねらえ!』と連なる作品と位置付けた。この賢弟愚兄の設定は、あだち充と兄の漫画家・あだち勉の関係の反映という見方も存在する[2]。和也が死んだ際にはスタッフで和也の告別式が行われ、和也役の難波圭一が弔辞を担当した。バトンタッチ劇となる7巻までは連載当初から構想したもので、以後はストーリー展開が重くなるのをなるべく軽妙にしようとあだちが参考にしたのはテレビドラマ『池中玄太80キロ』であったという

主題歌 [編集]

第1期オープニングテーマ「タッチ」を筆頭に、岩崎良美が歌った主題歌がヒットした。なお、このオープニング主題歌「タッチ」は、21世紀の現在でも日本の高校野球では応援歌(ヒッティングマーチ)の定番曲となっている。

第2期エンディングテーマ「青春」は、1986年の第58回選抜高等学校野球大会の入場行進曲となった。その影響か第2期〜3期の移行ではOPとED双方の曲に使用期間にズレが生じているが、OPの主題歌表示は「青春」を使用していた回を含め「チェッ!チェッ!チェッ!」「約束」になっており、その理由は諸説あり今も不明。第4期オープニング・エンディング(エンディングは最終回まで)のみ、夢工場が主題歌を担当した。
オープニング [編集]

「タッチ」(第1話 - 27話)(歌・岩崎良美)
「愛がひとりぼっち」(第28話 - 56話)(歌・岩崎良美)
「チェッ!チェッ!チェッ!」(第57話 - 79話)(歌・岩崎良美)
「ひとりぼっちのデュエット」(第80話 - 93話)(歌・ 夢工場=現:The Blimp Club)
「情熱物語」(第94話 - 101話)(歌・岩崎良美)

エンディング [編集]

「君がいなければ」(第1話 - 27話)(歌・岩崎良美)
「青春」(第28話 - 62話)(歌・岩崎良美)
「約束」(第63話 - 79話)(歌・岩崎良美)
「君をとばした午後」(第80話 - 101話)(歌・夢工場=現:The Blimp Club)

挿入歌 [編集]

OP・ED曲や出演声優の日高のり子・三ツ矢雄二・難波圭一の他、音楽部門全体を担当した芹澤廣明・ミス南コンテストグランプリの浅倉亜季などの楽曲も使用された。タッチの楽曲は劇場版を含めカバーが多いため、複数の人物が歌っている曲も多いが、劇場版からの流用以外はBGMを含め音楽全般を網羅したCDボックス「タッチTVシリーズ音楽編」に収録されている物を基準とする。現在カバーバージョンは殆ど廃盤の為入手はかなり困難だがTVシリーズのDVDボックスに特典として一部が収録されており、アマゾンなどで入手可能。

三ツ矢雄二:僕たちのSomeday 
日高のり子:好きになるなら ホワイト・ドリーム 夢で逢いたい(先にBGMで使用された曲に歌詞を付けた)
難波圭一:夏の便り
芹澤廣明:星のシルエット 風のメッセージ 永遠のランナー(歌詞入りは最終回クライマックスでのみ使用)
岩崎良美:野球(ベースボール)
浅倉亜季:南の風・夏少女 雨の中のワンボーイ
内海和子:蒼いメモリーズ 好きで、ごめん。
ラフ&レディ:背番号のないエース(本来劇場版主題歌であり、上記CDにも収録されていないが、第2部で数回挿入歌として使用されている)

その他、最終回では後番組の初代OP曲「陽あたり良好!」(浅倉亜季)がTVから流れている形で使用されている(逆に「陽あたり良好!」では初期放送で数回「雨の中のワンボーイ」が使用されている)。。

途中時々出てくる「達也の悪夢」(弟との比較がさまざまな形で出てくる夢)が、約束でもあり超えるべき壁だった甲子園出場を果たしてからは一切出てこないなど長期連載中にひそかに張られた伏線とその解消がある。終盤では、柏葉英二郎監督代行とその兄、柏葉英一郎との気持ちの交錯も描かれた。

1970年代まで主流だった野球漫画のスポ根ものの定石を否定、あるいはパロディ化するような面も見られる。たとえば、達也が甲子園出場間際に強豪ライバルとおぼしき面々が一堂に会して名乗りを上げるシーンがある。これは野球漫画のみならずスポーツ漫画によくあるシーンであるが、本作では「覚えきれない」としてこれらの面々がそれ以後描かれず切り捨てられている。甲子園で試合しているシーンも一切ない。最終回でライバルから再戦を要求されると達也は「疲れるから」と一蹴した。あだち自身も多く手がけた、『巨人の星』以降の梶原一騎的なスポ根熱血路線の野球漫画の世界を終焉させた作品という漫画史上の評価があるTemplate:2。

高校野球の描写の正確性については、吉田が日本に帰ってきた後、すぐに公式戦に出場しているが、実際は転校・編入生はよほどの事情がない限り、1年間は公式戦には出場できない(帰国子女という事情から認められる可能性がないとはいえないが、それでも同じ地区の別の学校ではよほどの事情に当たるかは微妙なところであろう)を無視している、などある。

7巻まで続いてきた三人の関係を一転させるなど、それまでの三角関係と異なった展開も、当時としては新鮮であった。高校野球を題材にした恋愛漫画では、主である野球少年に対し常にマネージャーや観客としてヒロインは従の関係だったが、新体操のアイドルとしてヒロインを野球とは別の分野で大きく活躍させた点も、それまでに無いものであった。
あらすじ [編集]

注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。

上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。物語のスタート時、3人は中学3年生である。3人は同じ微妙なトライアングルのまま高校へ進む。「甲子園に連れて行って」という南の夢を叶えるため1年生でありながら野球部のエースとして活躍する和也だったが、地区予選決勝に向かう途中交通事故死。そして達也は和也の「南の夢を叶える」という夢を継ぐために野球部に入るが、キャッチャーの松平に嫌われ相手にしてもらえなかった。しかし、浅倉南や周りにチームメイトに相手にするよう強く勧められ遂に松平と達也はバッテリーを組む。

達也たちは2年生になった。達也は勢南高校の西村と須見工の新田と知り合いライバル意識を持つ。彼らとは野球においてのライバル意識のほか浅倉南に共通して恋愛感情を抱き4人の間で四角関係が築かれていた。因みに西村はピッチャーで持ち球のカーブを駆使し甲子園出場を期待されていた。一方新田のポジションはサードで地区で1、2を争う強打者だった。彼がいる限り須見工の甲子園出場は間違いなしと周囲で騒がれていた。2年生の甲子園の地方予選では新田と対戦することはなく西村が所属する勢南高校と対戦して延長戦の末敗れた。

達也たちは3年生となった。その頃、野球部の監督が病気で入院して明青学園の校長は同校OBの柏葉英一郎に監督代行を任せようとする。しかし、英一郎は海外出張中であったため野球部の指導ができるはずはなかった。その時明青学園野球部に恨みを持つ柏葉英二郎がこのことを知り英一郎の自宅に侵入して明青学園高等部の校長から英一郎宛の電話を受ける。英一郎になりすました英二郎は野球部の監督代行として部員を指導し始め、恨みを晴らそうとした。彼は野球部員を全員を疲労させ選手生命を断とうとした。しかし誰一人と野球部を去ることなく夏の甲子園の地方予選大会を迎える。特に達也はライバル意識を持つ新田に勝ち南を甲子園に連れていく強い意志を持っていて、英二郎のめちゃくちゃな指導に屈することはなかった。

達也と南にとって高校生活最後の夏を迎える。地方大会初戦で柏葉英二郎はおちこぼれの部員を先発ピッチャーに起用して明青学園を1回戦で敗退させようとした。しかしチームの結束力は固く失点は多かったものの打撃で追いつき1回戦を突破した。そして、いよいよ甲子園出場をかけて決勝戦に挑む明青学園野球部。その対戦相手は新田の所属する須見工だった。試合は延長戦に突入するが明青は10回表に1点勝ち越し裏の守りにつく。そして、2アウト2塁でバッターは強打者の新田だった。新田はその前の打席でホームランを打っており観客も須見工の監督もこの場面では新田を敬遠するだろう、と思っていた。しかし上杉達也は自分の力を最大限に引き出してくれるのは新田しかいない、と思い新田と思い切って勝負する。勝負は達也の力投するも新田もファールで粘っていた。その力は拮抗していて見ている人すべてが息をこらして勝負の行方を見ていた。その結果新田は三振して、達也は南と共に甲子園に行くことができた。

甲子園への出場が決まったのち原作漫画では達也は河原で浅倉南に愛していると自分の気持ちを伝えている。なお、テレビアニメの最終回では達也は電話で浅倉南に愛の告白をしている。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。

同時期に連載が進んでいた『陽あたり良好』『みゆき』の登場人物・高校が一部登場する。『みゆき』の舞台である青華高校は、和也が1年生の時の甲子園地区予選1回戦で明青学園と対戦し敗れている。新田由加に絡んだ不良(先に手を出したのは由加)を往なした原田が「おれは青華高校の間崎」と偽称するシーンがある。『陽あたり良好』の舞台である明条高校が甲子園地区予選を戦った球場は『タッチ』などに登場するものと規格が同じである。

☆登場人物 [編集]

詳細は「タッチの登場人物」を参照

私立明青学園高等学校
上杉達也・和也兄弟、浅倉南らが通っている高等学校。所在地は東京都で、明青学園中等部も存在する。制服のデザインは原作及びアニメと映画で異なり、原作やアニメでは黒のシンプルな学ランだが、映画ではグレーのブレザーになっている。なお女子の制服であるブレザーは、当時作者が取材していた甲子園で活躍した滋賀県立甲西高等学校の制服をモデルにしている。

作中で存在が判明している運動部としては、野球部、サッカー部、バレーボール部、新体操部、柔道部、ボクシング部、テニス部がある。中でも野球部の活動は盛んで、和也が1年生の時は甲子園地区予選準優勝、達也が3年生の時には甲子園で優勝している。それ以降、甲子園からは遠ざかるものの、16年後に2度目の甲子園出場を果たしていることが『KATSU!』の作中で語られており、決勝戦まで勝ち進んだが、同作の登場人物・岬新一率いる神奈川県代表の港星高校に敗れているシーンが描かれている。

☆テレビアニメ

1985年3月24日から1987年3月22日までフジテレビ系列にて放映。全101話。

旭通信社(現ADK)が長く担当して来たフジテレビの日曜日19時の枠は、1982年の『さすがの猿飛』(土田プロ)、1984年の『Gu-Guガンモ』(東映動画)と、小学館の『週刊少年サンデー』系の漫画を原作とする企画ラインが続き、本作もその延長上にある。企画を立てた旭通信社の片岡義朗プロデューサーは「キャラクター商品が売りづらい」という反対の声を押し切ってアニメ化を実現[4]。

制作にあたり、1983年から1984年にかけて放映されたあだち充原作のスペシャルアニメ『ナイン』3部作を担当した杉井ギサブロー、前田実といったクリエイターによりスタッフを編成し、東宝とグループ・タックが製作会社となっている。1985年12月22日放送で31.9%の視聴率をあげたのを始め、常に視聴率20%以上を稼ぐ人気番組となった。劇場アニメ映画も3作が製作された。

後番組は同じ布陣によるあだち充作品のアニメ化『陽あたり良好!』が放映されている。

人気のみならず、質の面でも評価を受け、アニメ業界関係者によって選考される日本アニメ大賞・アトム賞を受賞。背景美術を担当して作品を支えた小林七郎美術監督も本作により美術部門最優秀賞を獲得した。

第2部終了時に放送された総集編では全て過去に放送されたシーンでありながら、一部に台詞や口調が違っていたりする場面が見られるため、アフレコのみ再度録り直されている物と思われる。ちなみに、本放送で和也が亡くなった時に霊安室で達也が言ったセリフ「きれいな顔してるだろ、死んでるんだぜ…それで…」の「で」が聞き取りにくかったこともあり、テレビ局に「亡くなった人を『それ』扱いとはひどい」などといった苦情が寄せられてしまった(原作ではちゃんと『それで』となっている)。総集編では、撮り直されてはっきりと『それで』となっている。

☆再放送

本放送終了後、フジテレビが再放送権を喪失してからは、日本テレビ(NTV)にて再放送が度々放送されている。

NTVでの再放送は、1998年はスペシャル(新作)放映の関係から夏休み期間からスペシャル本放送前の12月上旬まで16時台の再放送帯枠(月曜-木曜)で集中的に放送された。1996年前後と2002年から2005年までの年度は、夏休み期間の40日内の平日の午前中(多くの場合10:25〜11:20まで)に放送。最初の期間が1部と2部、翌年の夏休みが3部と4部。これを繰り返していた(これは作品のテーマでもある夏の高校野球の期間と同じである)。 これらの枠で再放送される際は後番組がフライングスタートのニュースプラス1あるいはNNNニュースダッシュ前のミニ番組枠がある関係で、番組時間を短縮する必要があった。オープニング曲は独自に短く編集し、映像はオリジナル(ノンテロップ)で原作・監督など最低限のクレジットタイトル(製作者(フジテレビ・東宝)も省略)を新たに作成したスーパーインポーズに載せたものとなっており、エンディングは放送されない形態が多かった。(1995年前後に銀河鉄道999がNTVの16時枠で再放送された場合も同様。)

2006年以降はNTVでは再放送されていないが、後述する劇場版3部作が同年7月23日〜25日にNHK-BS2で「夏休みアニメスペシャル」の枠として放送された。

なお、フジテレビは再放送を行っていないが、FNS系列局や系列外の地方局・独立U局で放送されたところもある。現在は、テレビ朝日系列の北海道テレビが日曜6:30-7:00に再放送を行っているほか、2010年11月16日より独立U局の東京MXテレビも再放送を開始した。なお、同じ原作者による作品『みゆき』『陽あたり良好!』もフジテレビで本放送された後、日本テレビにて再放送が行われたことがある。

CSではキッズステーションがテレビアニメ版と劇場版アニメ版の放映権を取得して、1999年頃より断続的に再放送を行っている。尚それ以前の1994年頃から1997年頃まで同局において、ポリドール映像販売会社(現:ユニバーサルミュージック (日本)のビデオソフト部門)によるテレビアニメ版VHSビデオ全巻の通信販売の60秒CMが放送されていた。
原作との相違点

原作での明青学園vs佐田商業で明青学園は8回コールドでの勝利であるが、アニメでは上杉達也が吉田剛からヒットを放ち7回コールドで勝利している。原作の最後までは描かれず、甲子園出場のため明青一行が大阪府に到着した直後、達也が南に電話で愛を告白するところで一応の完結を見ている。

☆声の出演

上杉達也 - 三ツ矢雄二
上杉和也 - 難波圭一
浅倉南 - 日高のり子
松平孝太郎 - 林家こぶ平(現・9代目林家正蔵)
新田明男 - 井上和彦
新田由加 - 冨永み〜な
原田正平 - 銀河万丈
坂田 - 稲葉実
黒木武 - 塩沢兼人
西村勇 - 中尾隆聖
吉田剛 - 塩屋翼→堀川亮
西尾茂則 - 北村弘一
西尾佐知子 - 鶴ひろみ
上杉信吾・パンチ - 千葉繁
上杉晴子 - 小宮和枝
浅倉俊夫 - 増岡弘
柏葉英二郎 - 田中秀幸
柏葉英一郎 - 内海賢二
佐々木 - 難波克弘→石田彰
中嶋・藤本・おじさんA - 関俊彦
校長・ボクシング部員-玄田哲章

☆スタッフ

原作 - あだち充
企画 - 岡正、片岡義朗
総監督 - 杉井ギサブロー
シリーズ監督 - ときたひろこ
アニメーション監督 - 前田庸生
シリーズ文芸構成 - 高星由美子、並木敏
総作画監督 - 前田実
美術監督 - 小林七郎
音楽 - 芹澤廣明
音楽制作協力 - 東宝音楽出版
タイトルアニメーション - 杉井ギサブロー、前田実、永丘昭典
プロデューサー - 中尾嘉伸→亀山千広、藤原正道、対木重次
制作協力 - スタジオジュニオ、スタジオ・ぎゃろっぷ(現ぎゃろっぷ)、キティ・フィルム
製作 - 東宝株式会社、グループ・タック、旭通信社(現アサツー ディ・ケイ、略称ADK)
posted by takezy at 17:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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